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完成イメージ
作成手順
1.一覧表の項目部分を記載する
新しいシートで以下のように表を作成する。
作成時、別記事で紹介予定のプログラムを利用するために、行と列は同じにすることをお勧めします。
B列:保有、C列:銘柄、D列:銘柄名、E列:セクター
F列~L列:高値(過去3カ月)
F列:期間開始、G列:期間終了、H列:日付、I列:株価、J列:現在値、K列:変動値、L列:騰落率
2.各項目の値のセルに数式を設定する
「保有」列:B列のチェックボックスは「挿入 > チェックボックス」で追加可能です。
「銘柄」列:VYM
「銘柄名」例:=IFERROR(GoogleFinance($C5,"name"))
「セクター」列:高配当株
「期間開始」列:=EDATE(TODAY(),-3)
「期間終了」列:=TODAY()
「日付」列:=IFERROR(INDEX(QUERY(GOOGLEFINANCE($C5,"close",F5,G5), "SELECT Col1, Col2 order by Col2 desc limit 1",1),2,))
「株価」列:なし
「現在値」列:=IFERROR(TEXT(GoogleFinance($C5,"price"),"0.00"))
「変動値」列:=TEXT(J5-I5,"0.00")
「騰落率」列:=TEXT(((J5/I5)-1)*100,"0.00")
3.条件付き書式を設定する
設定を行えば、「保有」のチェックボックスをONにすれば、その行の文字色が青色になって、所有しているものがわかりやすくなります。
4.動作確認
動作を確認する
5.他のチィッカーの行を用意する
VIG:高配当成長株、VYM:高配当株、HDV:高配当株、SPYD:高配当株、VT:総合市場(国際)、VTI:総合市場、VOO:大型株、VUG:成長型株、VTV:バリュー株、QQQ:テクノロジー
6.その他設定をする
・「ファイル ⇒ 詳細 ⇒ このスプレッドシートの設定」の計算ウィンドウの「再計算」には、「変更時」、「変更時と毎分」、「変更時と毎時」の選択肢があるので、必要に応じて変更する。※項目説明には『NOW、TODAY、RAND、RANDBETWEEN の更新頻度を設定します。』と記載されています。
・冒頭1枚目の完成イメージでは、手動で見たいところをピンポイントにオレンジ色でマークしています。
参考サイト/関連サイト
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