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SPYD・VYM・HDVなどの高配当ETFを毎月一定額購入していましたが、この定期購入の買い方を変更することにしました。変更後は、自分があらかじめ指定した条件の範囲内になったときに買うことにします。
ETFや株式市場の変動は投資家にとって重要ですが、常に市場の動向を監視するのは難しいことがあります。こうした状況でプログラムを活用して特定の条件が満たされた際に通知を受ける仕組みが役立つことがあります。この記事では、そうした仕組みの構築方法について考えます。
今回は、数多くの中からあくまで一例として、その仕組みを紹介することを目指します。
購入する銘柄
・SPYD、VYM、HDV
購入するタイミングの条件
・この記事では、15%以上下落した時、で話を進めます。
そこで15%以上下落した時とは具体的には、どういうことか、どのように検知するのかを「Google Finance」を利用し考えてみましょう。
検索窓でサーチすると以下がヒットするかと思います。
https://www.google.com/finance/quote/SPYD:NYSEARCA?hl=ja
https://www.google.com/finance/quote/VYM:NYSEARCA?hl=ja
https://www.google.com/finance/quote/HDV:NYSEARCA?hl=ja
サイト内の「次と比較」をクリックすることで、比較ができます。
「比較グラフ」と「個別グラフ」では画面の仕様が変わるようです。
個別グラフの場合の説明をVYMでします。横軸は時間、縦軸は株価のようです。2006年11月17日は$50.54で、2009年3月6日は23.07ドルですね。
比較グラフの場合は、横軸(X軸)は時間、縦軸(Y軸)は開始当初との比較率のようです。下図でわかるように、開始時はすべて0%です。VYMは2016年11月17日は50.54$で0%、2009年3月6日は23.07$で当初より54.35%下落((23.07-50.54)÷50.54×100)していることがわかります。
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本題で、15%下落を考える場合は、次のように考えました。
まずは、ブラウザでクリックしながら移動し、その区間の状況を確認します。私の場合は、見えてきた答えは、"直近で指定した期間内での最高価格"と"現在の価格"が分かれば、よいということで納得しました。下図上部のところで、現在が2020年3月20日であったとして、3か月(指定した期間)にした場合は、2020年1月~2月の株価が最高になっています。下図の場合は2020年1月~2月が過去最高なので、指定した期間によらず、そのようになりますね。
どのようにして検知するのか
これらのことから、以下のように検知すればよいこととなります。
・1.現在の株価を取得する。
・2.過去指定期間の中での最高価格を取得する。
・3.1と2の価格から騰落率を算出する。アラートしたい条件内に入ったら、メールで通知する。
下図の左側のように本日が2020年5月15日であって、決められた期間が6カ月だった場合は、最高点は2020年1月中旬です。19%下落のため、15%以上通知する場合は、通知されます。右側の場合は、現在が2020年6月5日として、同じように考えると、下落は9.46なので、通知されません。
このような考えで、プログラムを作ることにしました。
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参考サイト/関連サイト
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