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物件の図面と面積から実際の寸法を把握する方法[No13]

投稿日:2020年2月13日 更新日:

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引っ越しなどの際には多くの人が、不動産会社に赴く前にサイトでいくつか物件を探すと思います。しかし、不動産会社のサイトに載っている物件情報には、面積の記載はあっても、実際の物件の寸法は書かれていないことがほとんどです。
そこで今回は、図面や面積などの物件情報から実際の物件の寸法を計算する方法を紹介します。

前提条件と注意点

当たり前のことですが、今回紹介する物件の寸法を計算する方法の前提条件として、サイトに載っている図面が正しいこと挙げられます。正しい図面かどうかは私たちには確認のしようがないので、図面を書いた人を信じるしかありません。
また、ご紹介するのはあくまでも計算上の数値となりますので、実際の物件の寸法とは多少誤差が生じる場合もあることをあらかじめご了承下さい。

物件情報サイトを確認していて、次の物件に魅力を感じたとします。

分かりやすいように次のようにしました。

〇物件情報:
 ・賃料 :6万円
 ・間取り:1DK(専有面積:28.5㎡)

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算出方法

それでは算出していきましょう。まず、道具を用意します。

用意する道具

 ・定規
 ・携帯端末/PC端末

算出手順

手順1.

図面の縦と横の長さを計測し、掛け算します。
※正確に計算するために拡大して図りましょう。
また計測する際は、同じ倍率で測るようにしてください。
倍率を統一しないと計算が合わなくなるので注意して下さい。
今回の計測はcm単位で行いましたが、単位は省略して考えます。

算出方法を紹介する都合上、縮尺の異なる2ケースの図面の長さを書いておきます。

ケースA:
 ・計測した長さ(縦):9.0(cm) → 9.0
 ・計測した長さ(横):4.0(cm) → 4.0

ケースB:
 ・計測した長さ(縦):4.5(cm) → 4.5
 ・計測した長さ(横):2.0(cm) → 2.0

手順2.

物件情報サイトで実際の面積を確認します。
今回の場合は28.5です。
ここからは実際図面の長さと計測した長さを区別するように、実際図面の長さは(実図長)、計測した長さは(計測長)とします。

 ※ケースAは、「実図長(面積) < 計測長(面積)」
  ケースBは、「実図長(面積) > 計測長(面積)」の場合になります。

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手順3.

実図長と計測長、さらにそれぞれの面積を比較し、計測した長さや面積が実図の何倍かを求めます。
※横幅が分かっているのは、定規で計測した長さだけなので、計測長(面積)を1として基準にする必要があります。
 倍率は「計測長(面積)÷実図長(面積) = 倍率」で求められます。

ケースA:
・28.5(実図長)と36.0(計測長)では、36.0(計測長)のほうが大きいので1.263(=36.0÷28.5)倍となり、計測長は実図長より大きいと言えます。
 式では「計測長(面積) = 1.263 × 実図長(面積)」と表わされます。

ケースB:
・28.5(実図長)と9.0(計測長)では、9.0(計測長)のほうが小さいので0.316(=9.0÷28.5)倍となり、計測長は実図長より小さいと言えます。
 式では「計測長(面積) = 0.316 × 実図長(面積)」と表されます。

手順4.

手順3で求めた倍数をルート(√)します。
今回は手順4で求めた結果(縦幅と横幅の掛け算)の方側(縦幅か横幅のどちらか)の倍数を求めます。
手順3で比べたのは面積(縦幅と横幅の掛け算)の倍数だったので、このままでは辺の長さを求められません。そこで、ルート(√)して求めます。

〇ルート、平方根について
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ルートは、別名、平方根ともいいます。
ある数xを2回かけ算することを「2 乗する」といい、x^2と表しますが、逆に「2 乗することでxになる数」のことを「xの平方根」といいます。
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面積は2乗されているため、長さを求めるにはルートして平方根を求める必要があります。
※平方メートルはm^2と表記している通り、メートルとメートルの掛け算です。
ルートすることで片方のメートルを求めます。1.27をルートします。

ケースA:
 √(1.263) = 1.124
ケースB:
 √(0.316) = 0.562

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〇ルート、平方根の計算方法


Windows 10の場合:
 標準の電卓アプリを起動し数字を入力した後、下記画像の√のようなボタンを押します。

iPhoneの場合:
 標準の電卓アプリを起動し横に傾け、数字を入力した後、下記画像の√のようなボタンを押します。

手順5.

手順4で求めた倍数、計測長は大きいので、計測長の【縦幅か横幅のどちらか】を倍数で割ります。
今回はケースAでは4.0、ケースBでは2.0を割ることにします。

ケースA:
 4.0(計測長) ÷ 1.124 = 3.559
ケースB
 2.0(計測長) ÷ 0.562 = 3.559

手順6.

面積(計測長)を、手順5で求めた値で割ります。
そうすることで、手順5で用いた片方とは違う片方の長さが分かります。
ケースA、ケースB:
 28.5(実図長) ÷ 3.559 = 8.008

以上から、実図長 3.559(縦幅) × 8.008(横幅) = 28.500(面積)という算出結果が出ます。

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余談

・畳の大きさは、大きく分けて4種類ありますが、どの畳でも1帖は1帖です。
そのため、帖単位ではなく長さ単位で確認することがおすすめです。

・1帖は基本的に90×180なので、物件の寸法も90の倍数の長さになることが多いです。
 今回の例でも、3.559(≒3.600)は90の倍数であると言えます。

最後までお付き合いいただきありがとうございます!

この情報が誰かの役にたてれば幸いです。

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